【今月のレポート】
「北陸のソルトに秘密兵器!? “スプーン・キジハタ”を約1年やり込んで。」どうぞ!
・スプーン・キジハタ
地元北陸で、これまでキジハタに対してワームリグ(主にテキサスリグ、ジカリグ、フリーリグ、ダウンショットリグなど)をあれこれ試行錯誤して楽しんできた。
(最も多用していたリグはフリーリグ)
ワームリグに加えて、昨年から北陸では新たなスタイルを導入した。それはずばり…スプーン!
ソルトでスプーンというと一部の地域において定番になっているのは知っていたけど、「スローフォールやブレードが効くキジハタに効果があるのでは?」と思ったのがキッカケ。
スプーン・キジハタは今年で2シーズン目。
約1年スプーン主体でやり込んだことになる。
現在メインで使用しているのは、写真の格安スプーン、「ナイトアーミー」。(最近知ったけどネットニュースに上がっていた)
Amazonで10個セットで売られていて、1個あたりの値段はなんと約150円前後。高級に見えて破格の値段だ!
(全5色。ケースに入って送られてくる。フェザー付きで塗装がしっかりとしていてこの値段はありがたい)
ラインとの結束は色々試した結果、糸ヨレしずらい回転性能と交換の楽さという点でスイベル+スナップに落ち着いた。
スプーンが効きそうなマズメ時に絞って、まずは"単体"から試す。
(スプーン初フィッシュ。この頃はまだリングに直接結束していた)
多用しているアクションはワームリグと同様にリフトアンドフォール。テンションフォールを基本にテンションを抜いて落としたり。ただ巻きで横の釣りや激しいトゥイッチも良い!
単体でも十分釣れたけれど、ジグヘッド的にトレーラーをセットして"スプーンリグ"で使うと、より効果を発揮できそうかなと煮詰めていく。
多彩な使い方ができアクションも細かく変えられるので新しい発見もあった。
現在、状況に合わせて使い分けている組み合わせは大きく分けて3タイプ。
(下写真手前から、フェザーチューン、タコベイトチューン、ワームチューン)
リアルタイムでは他にもこんなトレーラーを試行錯誤中……。
豚が海でどこまで使い物になるのかは不明(笑)
(バス釣り発祥のポーク。実は個人的に期待大)
“フェザーチューン”はスプーン本来のアクションを損ねずアピールさせたい時に使用。
スプーン単体に近い操作性で、かつボリューム感を得られるフェーザーチューンは、一つの答えかなと。
フェザーチューンで釣れたこのキジハタは、なんとキジハタを吐き出した!
北陸のキジハタは偏ったベイトに依存していない傾向が強く、目の前を通過し口の中に入るサイズならお構いなしに捕食する印象。
(キジハタ特有のオレンジドットで1発で判別。共食いするほど獰猛)
“タコベイトチューン&ワームチューン”は、トレーラーの形状やサイズによってフォールスピードを大きく調整できたり、”アピール力とナチュラルさの両立”でヒットに持ち込めたりする印象。
スプーンの堅いボディより、トレーラーの柔らかい部分(フックポイント)を狙って食いついてくるのか、単体と比べて明らかにキャッチ率が向上した!
2022年シーズン最初の1匹は、タコベイトチューンでキャッチ!
(食べても美味しいけど、年々数が減っている印象しかない。今回はもっとデカくなれよとリリース)
タコベイトとワームを使い比べると、タコベイトの耐久性が圧倒的に高く、何十匹と釣っても壊れなかった。
耐久性の高さという意味で、タコベイトチューンが現在の最適解!
(数釣っても壊されずに使い続けられるのはトレーラーとして優れもの)
昨年、ショアから「HT-6×4S」の「7フィートモード」にスプーン単体で手にした自己記録44cm。
いつか北陸で50cmを上回る個体をキャッチするのが目標。
少なからずスプーンで釣りたい……という思いもできあがりつつあるけれど、それ以上に理にかなっていると感じるリグ。
今後モチベーションに大きく繋がりそう!
(キジハタはポイントとタイミングさえ合えば幅広いルアーで釣れると思う。ただ、毎年同じ場所で同じことを繰り返してもあまり進歩しないし、何か1つテーマを決めてとりあえずやってみると自ずと視野が広がる)
北陸はサイズを出すのがなかなか難しいけれど、個体数自体は多く日々の検証が楽しい。
【タックルデータ】
ロッド:HT-6/7"Bushman"(7フィートモード)
リール:バンタムMGL XG
ライン:シーガーX8、2.5号
リーダー:シーガー船ハリス7号
ルアー:スプーン(1/2~3/4オンス)+各種チューン
・今月のキトキトグルメ
今月はお休み。そろそろこのコーナー真面目に進めよう。
来月はテレビではやっていないようなネタ考え中……。
次回の月刊キトキトハンターは7月末に更新します。