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2022年4月20日水曜日

月刊キトキトハンター(2022年4月号)



・告知


【今月のレポート】


4月は今が旬の富山の春のホタルイカパターンについて書きました。モンキスHPからどうぞ!


(この時期だけの富山の春の魚体)


モンスターキス10周年を記念して10thアニバーサリー・コットンロングTシャツが発売されました!今年限定生産ですのでお早めに。


(ブラック、ネイビー、オリーブの3色展開)


・今月の釣行

日数:17日


・ホタルイカ身投げ情報&釣果報告


今シーズンはどうやら沖が当たり年。定置網には大量に入っていて、身投げは全然少ない。期待の新月大潮周りの条件揃った日も爆湧きならず…。ぶっちゃけスーパーで買って食べた方がコスパ高いですw(実際に掬って食べたいという人は別)

次なるチャンスは5月の新月周り、今年は"爆湧き"あるのか?


釣りの方もホタルイカが絡まず、魚が岸に寄ってない。水温低下もあってか苦戦中…。

今は少しの時間があれば釣りに行きたいので、釣果報告はまとめて来月アップします!


(ハイライトはサムネの富山型ジュウサンウグイのロクマル)


・川合的ホタルイカパターン

前回はホタルイカパターンの基本的な事を書きましたが、今回は富山の春のプラグによるメバル・クロダイの釣り方と釣り分けについて書きたいと思います。

写真は全て今年の2022年に撮影


【メバル】


富山の春はメバルにとってアフター(産卵後)の時期。そこに丁度ホタルイカが絡むため、メバルには気持ち大きめのプラグ(6cm〜9cm)に反応が良くなる傾向が強い。HT-6×4Sに導かれるままに、今は数よりサイズがテーマ。


(ルアーを大きくすることで富山クオリティなメバルが出やすい)

近年の間で、この時期メインで使用するホタルイカ型ルアーは、使い方次第でホタルイカだけでなく、その他のベイトでも普通に釣れることが分かってきた。


(廃盤"元祖ホタルイカ型ルアー"スタンディングスクイッド76・ミゼット63を今一度使える機会に恵まれた)


自分的には感度重視の釣りで、このルアーがHT-6×4Sの7フィートモードでギリギリ扱える重さであり、ホタルイカ以外のベイトにもマッチしやすいサイズ感とボリューム感だと思う。


この時期に強く意識しているベイトは大きく分けてホタルイカ、アミやプランクトン・稚鮎の3種類。

本物に激似なシルエットからホタルイカを捕食している魚にしか効かないと思われがちだけど、アクションとカラー次第ではアミやプランクトンにしかなかなか反応しない時でも対応できてる。


(特に潮につくメバルはアミなどを意識していることが多いと思う)


アクションはデッドスローなただ巻き、ストップアンドゴー。

潮がそれなりに効いていればそれに合わせて巻かずに流すといった感じ。


同行者の小塚さんが釣ったメバルも状況的に恐らくアミを意識した魚だった。(隣でメバルじゃない魚釣ってましたw)

ホタルイカルアーはアクションに加えてクリア系(ラメも入っていてほしい)カラーを選ぶとよりアミを意識した魚に効果的。


よってホタルイカがハマらない時は、「ホタルイカを意識しつつのアミ・プランクトンパターン」で魚が釣れてるのだと思う。


(僕が普段やらないベイトでメバル。この日は爆風でベイトのラインコントロール性能はアリかもと思った)


(MV55で良型ブルーバック2連発。小塚さん、フツーの釣りしてもフツーに釣るw)


ルアーサイズを大きくすることで、メバル以外の魚種もよくヒットしやすくて、この時期より多くの魚種を釣りたい僕にとってメリットに感じる。(メバル・チヌ両方同時に本命として狙える)。

あとはルアーサイズと重量から太軸のフックや大型の番手を乗せられたりも。ホタルイカ型ルアーに加えてより飛距離が稼げてアクションの質の違う通常のシンペンも入れておくと釣りの幅がグンと広がる。


(富山の春チヌはルアーを強く意識している個体が多い)


やっぱりどうしても…小型のルアーでしか魚を出せない状況ではなかなかバイトが少ないことも。バイトがあってやっと乗せれてもリアフックに外掛かりや下顎に掛かったり…。そんな経験は今年に入ってから何度もあった。


(10バイト以上あった中での1匹)


ということで、HT-6×4Sに導かれるようにロッドに合わせたルアー選択でストロングな釣りを展開中。

近い将来、今のモンキス製品には存在しないよりライトなルアー(1g〜)から扱えて、小さいアタリをティップで柔軟に対応できて、それでいてパワー負けせずに魚をちゃんとキャッチできるような…やりたい釣りを高い次元でこなせるライトロッドをマルチピースで実現したいと思う。(いずれ作るからにはわがまま言うと思いますw)


ハンターズ以前から他社製のロッドも実際に使って勉強中



【クロダイ】


メバルはアフターなのに反して、クロダイはノッコミ(産卵期)の時期。この時期、富山の春チヌはメバル以上にプラグへの反応が強いように思う。


(釣れるサイズはほとんどが大型でコンディションも抜群な個体が多い)


メバルと同じくホタルイカが湧いたポイントは激アツになることが多く、そんな状況ではメバル・チヌ両方同時に狙える。


メバルとのポイントの違いはチヌは汽水域を強く好む傾向が強く、汽水絡みのポイントはホタルイカ関係なく回遊してきやすい。シーバスが出やすい場所は1つの狙い目。


反応しやすいアクションも少し違っていて、メバルはただ巻きが主体だったのに対してチヌはロッドで操作する「ホタルイカジャーク」を多用することが多い。その後のステイやフォールで食わせるイメージ。

広く探ったほうが良いこともあるが、チヌはあまり動かさない方がバイトしてきやすいと思う。


(シーバスは春にあまり狙わず、メバルやチヌに混じって釣れてくる程度)

ルアーのサイズはメバルと全く同じで(6cm〜9cm)。自分なりに色々と試行錯誤してみて、このサイズ感が富山の春チヌやその他のフィッシュイーターには有効に思う。


大きめのプラグを使うことにプラスした一工夫としては、ルアーの先に集魚ライト「ルミコ」とフックに夜行玉を必ず装着している。理由はクロダイは好奇心旺盛で光に対して反応しやすいと思うから。


(ルミコはルアーの先のラインに付け、夜行玉はリアフックにのみ付けるのがご当地スタイル)


多用する色はホタルイカに近いブルーとグリーン。これを付けるか付けないかで魚の反応が増えたり減ったりする。付ける人と付けない人ハッキリ分かれているのも面白い。


(気持ちの問題な気もするが、水質によって使い分ける。あとはホタルイカが出ている時は光量の多いブルー、ホタルイカが出ていない時は光量の少ないグリーンで使い分けたりも)


反対にメバルが本命の時は混合ベイトの場合が多くて、初めはルミコも夜行玉も付けないのが自分流。現場で確認してホタルイカパターンだと感じたら付けるようにすることが多い。これも人によって好みかなぁと。


(メバルは偏食するためか、それ以外の根魚系は基本的にルミコを付けた方が反応しやすい傾向。キジハタはそろそろ大型が動き出す時期)


(川絡みでは嬉しいゲストのクロソイも)


【メバル・チヌに加えて狙うターゲット】

ショアからマダイ。チヌより遅く5月〜7月にかけてが乗っ込みでホタルイカやその他の捕食しに浅瀬に差してくるという。

シーズン終盤に現れるラスボス的なイメージ。満足できるショアレッドを今年のホタパタ最終目標に設定。キャッチできたらまた報告します!


春の富山の釣りについて今の僕の釣りスタイルや考え方を書いてみたけど、正解はないからこそ面白い。もしも現場で会った時は富山の春の釣りについて雑談しましょう…。笑


・今月のキトキトグルメレポート


4月1日、今年もシロエビ漁が解禁!

ホタルイカにシロエビにと地元の幸も堪能できる季節になってきた。きときと食堂にもメニューが追加されていた!

(今後グルメネタにも力入れていきます)


(シロエビ天丼1200円@きときと食堂)


次回の月刊キトキトハンターは5月20日にアップします!

春はどの地域も同じだと思うけどいい意味で忙しい。ホタルイカシーズンはホタルイカ掬いはもちろん、釣りではメバル・チヌに加えて大型ショアレッド、ゴーマルキジハタ、ナナマルウグイなどなど…。富山のホタパタに拘って、いつしか達成したい目標が膨らむ。ホタルイカシーズンが終わるまでは(6月辺りまでは)地元に専念します!

2022年3月20日日曜日

月刊キトキトハンター3月号(2022年3月号)




・告知

モンキス10周年記念のリミテッドモデルDear Monster MX-39受注開始いたしました! "39"という感謝企画。リピーター割で20000引きの"39"950円。


そんなマルチピースロッドを収納するためのロッドケース。
ネイチャーボーイズ×モンスターキスのコラボ「ROD CASE AIR / Monster Kiss Custom U50がついに発売!現在予約満了により、欲しくても予約できなかった方はまた次のタイミングでゲットしてください!モンキス事務所で何度か見て一目惚れし僕も予約済み(笑)。



「U50」とはアンダー50cmの事で、モンスターキス社の全モデルが収納可能。最大で8モデル程度まで収納できます)


 ・今月の釣行
 日数:12日


【身投げ報告】

今年は雪が降り続いて季節が遅れ気味に感じていたけど、期待の新月大潮周りでシーズン開幕!
3月1日に広範囲で接岸があり、その後10日間ほど毎晩のように身投げが続いていた。(現在は不安定な状況)
次の大量接岸のタイミングはやはり新月大潮の3月31日、4月1日&2日。

(嬉しい初物。ホタパタで使用するHT-6×4Sを添えて。)


【釣果報告】

3月初旬。ホタルイカの身投げがあちこちで始まり、活性の上がった第1陣の魚がポツポツと差してくるタイミング。
まだまだ走りの時期ではあるが、開幕の魚は富山クオリティな尺メバル。この魚体、メバル好きとしてほんと見惚れる……。

(シロメバルの自己記録タイ32cm)

一方のクロダイは、ホタルイカが絡まない状況で2枚。
まだまだ走りの時期、これからに期待!

(サイズは45cm。サイズはなかなか選べないけど、アベレージが大きい)

ホタパタ以外の釣法で6枚。(ボトム、メバルの外道にて)正直なところ感度の高いチニング専用ロッドならまだまだ数伸ばせたかなという印象。ハイシーズンに入ったら併用して使ってみたいと思った。

(釣り方で釣れるサイズが違う点も面白い)

現在計8枚。
クロダイはこのカウンターを"100"にするのが目標。

来月も同様にメバルの"サイズ"、クロダイの"数"を追ってみよう。
これからこちらの「月刊キトキトハンター」では目立った釣果を小出しにして、よりディープな話?は別の釣行記にまとめます。
そちらも順次アップするので遊びに来てくれると嬉しいです!


・川合的ホタルイカパターンについて

今回は今現在の"川合的ホタルイカパターン"の考え方とタックル
セッティングについて。2回の記事に分けて書きます!

春はホタルイカ以外のベイトが存在するのは間違いないけど、富山が最も熱くなる季節。近年ホタルイカパターンに拘った釣りを展開しています。


【ホタルイカの有無】

まずは第1に"ホタルイカパターン"ということで、断然ホタルイカがいる方が良い(笑)。
かといって大量に沸く日が良いのかというとそうでもなく、シーズン中に数回ある"爆沸き"と呼ばれる日は魚がすぐに満腹になり、ホタルイカ捕りの人で賑わうためあまり良くないことが多い。
最も適していると思う量は、釣行前後の短時間に集中してポツポツ沸く程度。

(爆沸きの日は釣りから掬いに変更することも多い)

【釣りの条件】

釣りに適した潮は基本的に身投げと同じだと思っていて、1番良いタイミングが新月大潮。新月大潮前後の中潮も実績が高い。
そんな潮周りで凪の日を狙って釣行することが多いかな。

地合いは、魚の立ち回りと食い気の要素が合致するのかホタルイカの出始めと朝マズメに集中する事が多く、ある程度の予測を立てることが出来るように思う。ただ、ホタルイカの出始めに地合いが訪れ、朝マズメはバイトすら無し……なんてことも。
その日の状況やポイントによってコツコツデータ取ってはいるけど、完全に絞り切ることはできないのが現状。

(ホタルイカが沸いた日の朝マズメに出たクロダイ。予測が当たって手にした魚は格別)

【釣りのポイント】

ホタルイカの絡むサーフやゴロタがポイントで、かつ魚が居着きやすかったり、回遊してきやすい何かしら変化のある場所。
ホタルイカが期待できない日は、「数日前に沸いた」ポイントに行くと魚の反応が良かったりする。

昨シーズンひたすらフィールドに通ってみて、新月大潮の良い潮周りはホタルイカは沸くけど人も沸いて釣りにならない日も……。
今年からは陸っぱりだけでなく船からのホタルイカパターンもやり込んでいきたい。色々と試行錯誤できて、新たな発見があったり楽しみが増えそうな予感!

(昨年のホタルイカルアー2連結で"ビッグベイト・メバル"。
船のシーンだからこそ試せることもある)


【ホタパタセッティング】

僕の中でこの釣りでのメインターゲットはメバルとクロダイ。

それらを狙うために以前まで(HT-6×4Sを使い始める前まで)使用していたタックルは感度重視のメバルタックル。


①繊細なアクションをつけやすい。

②アタリを多く取れる。

③引きを存分に楽しむことができる。

④そのままメバリングに流用可能。

明確にこの4つの理由で、釣りを楽しむことを最重視したタックルバランスだった。


ただ、富山は他地域と比べてポイントに障害物が多く、大物が掛かるとラインブレイクされることが何度もあった……(今現在メバルをやり込んでいる知人からもよく話を聞く)


(メバルは産卵を終えて回復するために餌を食うタイミング)


昨年からHT-6×4S(7フィートモード)での釣りをメインに組み立てるようになってから、タックルに関しての考え方がガラッと変わり、感度以上にパワーを最重視するようになった。


(プロトの時はもう少し硬かったけど、ベリー部をライト化)


パワーを意識した結果、富山のラインブレイクしやすい地形と何が掛かるか分からない状況でも安心してファイトできてしっかりキャッチできるように。シンプルだけど、専用ロッドが存在しないだけにこれはかなり大きい部分。

リリースを前提に考えて釣りしている今、魚を掛けたら確実に捕るためのタックル立てに変化した。


(このサイズのデカメバルが掛かった時、何度も悔しい思いをしていた……今回は躊躇することなくキャッチ)


メバルやクロダイの他には、大型のシーバス。

メバルロッドだと竿がのされて必要以上に沖まで走られることがあったけど、自信持ってファイトできた。

(シーバスもランカーサイズになると64くらいのパワーがあってこそ楽しめるかなと)


数は濃いけど、サイズが出にくい北陸のキジハタもホタルイカの絡む条件なら期待できる。

この時期浮いていることは滅多になく、ボトム付近で掛かるとパワーが必要。ドラグを締めバットを利用し強引にキャッチ。

狙える魚種が広がり、それにより釣りの幅も広がったように感じる。


(昨年のホタパタ自己記録更新の42cm)

(キジハタといえば、使用できるルアーの幅が広いロッドだと1本でこんな楽しい釣りも可能にw)


【現在のホタパタタックル】

ロッド:HT-6×4S(フィートモード)

リール:ストラディックC3000HG

ライン:エックスブレイドアップグレードX8

0.8号+グランドマックス3号



次回の定期更新は違った内容の"川合的ホタルイカパターン"について書きたいと思います!
今このタックルでどこまでやれるか、そこも楽しみたい。

HT-6×4Sはホタパタにも使えるのは間違いないけど、あくまでなんでもロッド。地元の普段の釣りで使いたいロッドはまた別で構想中。
パワーレンジやレングスを見直しながら、いつかこの釣りをさらに深められるロッドを作りたいと強く思う。


(釣行後、行きつけのきときと食堂『おまかせ定食700円』
ブログに度々登場します)

次回の月刊キトキトハンターは4月20日にUPします!
来月も引き続きメバル、チヌをメインに狙っていきます。船からも展開して、季節が進むごとに釣れてくる魚種も増えるので次回は富山らしいブログにできるかも。
また、釣りの合間を縫って釣行記の方も書いていくのでそちらもよろしくです!

2022年2月20日日曜日

月刊キトキトハンター(2022年2月号)



・告知

モンスターキス新ホームページで、各フィールドテスターが釣行レポートをUPしています!
今月の僕のレポートはこれから旬な釣り『富山のホタルイカパターンを再構築』について書いてます。
詳しくは是非チェックしてみてください!


今月の2月26日に地元、上州屋新高岡店でイベントやります!釣りモノが増え忙しくなる時期ですが、お時間の許す方は是非遊びにいらしてください〜。

(ネットで在庫切れの新製品ハンターズのスピニング、予約受注行います!僕も行けたらと思ってるのでお店で会いましょう!)


・番外編アフリカ

今月はあまり釣りに行っていないので、ネタ少ない…
(現在、釣りのための準備期間)

コロナの影響で海外へ行けないということもあるけど、今まで海外の深い話を今ひとつ出してない。
なので今月号は記憶を辿って過去の海外遠征のお話を!
不定期企画ですが、これからも何らかの理由で釣りに行けない時もあると思うので、そんな時は過去の釣行記編をまとめていけたらなぁと思います。

今回はこれまでの旅(計10回)を振り返って、特に思い入れの強い初めてのアフリカ旅について。
1ヶ月の旅を1回の記事にするので少々長くなりますがw 
海外に興味ある人は最後まで読んでもらえると嬉しいです!

(ラテス属はアカメだけじゃない。アフリカにはもっとデカくて魅力的な仲間がいた)


【釣り旅を始めたキッカケ】

19歳の時、旅の資金を稼ぐために給料が良い金属プレス工事で勤務していた。
夜勤の仕事にも慣れ、勤めてから1年ほどが経過した頃、思いもよらぬ事故が起きた。
金属プレス機50tが僕の利き手の右手を襲った。
切断手前の大怪我。当然意識がなくなり、緊急手術。
こんなので釣り人生失ったら一生後悔する。
絶対絶望の中、6回の手術、入院、リハビリ…を繰り返すことで奇跡的に回復した。
ロッドを利き手と逆の左手に持ち替えなんとか釣りができるようになってから海外遠征へ…。
きっと、この事故が旅のスタート。

(ネタにはしてるけど、たくさんの人に心配と迷惑をかけてしまった。ただ、今となっては"これでよかった"かも?と思える)


【初めてのアフリカ】

10代の時の事故が逆境となり、2019年5月。
アフリカ行こう!と決意して、自分の中で憧れを抱いていたラテス属(アカメ属)の最大種とされるナイルパーチを求めて、初めてのアフリカはケニアへ。

果たして究極の旅が待っているのか?

(赤土だ。近づいてきた!)

(中継地はアフリカの中でも治安が悪いとされる首都、ナイロビ)

無事ケニアに入国し、宿で仲良くなったケニア人と街を探索しながら歩いていると、いきなり浮浪者やホームレスが目につく。
中にはこんなヤツも…
思わずガン見してしまい、鋭い目つきで振り返られた時は終わったかと思った。こういう見るからにヤバい人とは絡んじゃいけない。
今までの国と比べて、昼間でも見るからに危なっかしい人の多い印象をまず受ける。
ただ、出来るだけ単独をさけて夜間遅く出歩かなければ問題ないと現地の人は言う。まぁ人住んでるもんね。

(めちゃくちゃ臭いドブを越えたドブw 日本ではまず有り得ない光景)

釣りの目的地はトゥルカナ湖の湖畔の村。
ちなみに飛行機or長距離バスで行くのが一般的だそう。
時間を取るかお金を取るかの選択。
自分の場合、時間はたっぷりあり後者の方が旅的にも楽しめそうだと思い陸路で行くことにした。
(これが中々しんどかったけど・・・)

バスターミナルへ行き、目的地へのチケットを購入。
翌日朝、僕を乗せたバスは予定通り湖へ向けて出発した。
バス、意外としっかりしてる?と思いきや、
乗客は余裕でキャパオーバーしていて、ギュウギュウ詰めで早く降りたかったw

(途中、休憩を挟んで止まってくれる。街外れの村では若者が集団でギブミーマネー!ギブミーマネー!と近寄ってきたり)

(またまた休憩中、乗客は皆親切で色々教えてくれた)

【ケニア・トゥルカナ湖】

奥地に行くにつれ、道は悪路。
ナイロビを出てから2日後、ついに着いた。
ここがトゥルカナ湖!
湖を探索して思った第1印象は浅い。浅すぎる。
どれくらい浅いのかというと、このエリアは100m以上先まで入っていけたほど超ドシャロー。
こんな地形は日本にはまずないだろうw
後から告げられたが、この周辺はクロコダイルが多数いるとのこと。(先に言えよw)
何はともあれ少しずつナイルパーチに近づいてる、ハズ。

(広い、浅い、そして生命感を感じられないような雰囲気)

(歯を磨くケニア人)

(アフリカの子供は人懐っこくて可愛い、パプアの人々みたい)

子供たちとテキトーに遊んでいたら・・・
近くで魚が死んでる・・・?
この牙、もしかして?
タイガーフィッシュだった!初対面!
釣り旅において初対面は死体が多いのは面白いw
初めて見てテンションがぶち上がった。

(牙がすごい!本命はナイルパーチだが、この牙は魅力的すぎる)

(漁師のものと思われる網にティラピアもいた。奥地にしては網しっかりしてるなぁ)

この日、湖畔でたまたま知り合った漁師がまさかのナイルパーチを持ってきた!いるいる!

(毎回死体だけど、初対面はやはりテンション上がる)

もう居ても立っても居られなくなり、湖畔で知り合った漁師達にボートを出せるか交渉してみた。
すると、この日は時間も遅く明後日ならいいよと。
明後日までに必要な物資を次々と用意することになった。

大事なものから順に買う。奥地だと手に入らないなんてこともあり得るから。
1番重要なものは何と言ってもガソリン。
湖を見た感じではトローリングが中心になるだろうから必要以上にストックした。

(大量のガソリン。トローリング経験はもちろんないし、どれだけあっても使い切るだろう)

ガソリンの他には、忘れないよう紙に書いたおいた必要なもの(特に水)を全て揃える。この時点で現地資金半分を使い切った。

(これで3人分の水。長時間、砂漠での釣りは想像を絶するほど辛いだろう)

さて、明日からはナイルパーチのポイントであろう島に向かう予定。
やる事もそんなにないし、砂漠の中にベッドを敷いて早めに就寝。空は満天の星。いい夢見れそう!

(奥地では基本的に野宿。気温変化が少なく蚊が全然いなくて驚くほど快適だった)

【ナイルパーチ遠征】

入国6日目、1週間の日程でようやくナイルパーチを追うことができそう。
目的地が湖に決まっていたから?これまでの旅と比較して、魚がいるかどうかすら分からなかった旅よりも随分トントン拍子に進んだ。

(面積が琵琶湖の10倍だそう。こんな広い湖からどう魚を引っ張り出すか)

長時間船を走らせポイントの島に到着して、
早速スピナーを(ベイトで無理矢理)投げると数投目から何かチェイス。あれ、魚影濃い?
食いついたのはティラピアだ!
ネイティブは釣ったことがないから嬉しい!
今思うともしこの時、比較的ライトなスピニングがあったらもっと楽しめただろうなぁ…。十分楽しかったけどね。

(ボート置き場とキャンプ地の真横で1人ティラピア釣りに燃えていた)

午後からは本命のナイルパーチ狙いでトローリング開始。
意外にも幸先よく、竿先がドンッと引き込まれた!

魚体が見えた瞬間ナイルパーチだとすぐに分かった。
強引に取り込んだ。そして、歓喜。やったぞ!

(初ナイルパーチ!すごく綺麗な魚体)

このナイルパーチの後、日に数回アタリがある程度。
最も釣れる釣り方を実践できてはいるはず。
まぁ浅くてトローリングじゃないと釣りにならないけど。
ポイントが違う&分かっていないのが原因か、アタリが遠のく。
時々釣れるのは〜60cm程のチマサイズのナイルパーチ。魚体の個体差が感じられる。


ファーストフィッシュより1回り大きい
80cmクラス!
ルアーは全てカウントダウンマグナム14。

(これくらいが全体の形とバランスが整ってる気がした)

思っていた通り、みるみるうちにガソリンが尽きた。
アフリカ来ても逆境だなぁ…当たり前か?
若干後ろ向きになりつつ。
お金に余裕はないが、時間はある。
一旦村へ戻ってまた1から出直すしかない。
巨大なナイルパーチはどこだ?と漁師たちに聞くと、口を揃えてここがいい!と言ってきたがそこはどうやら漁師のポイントで浅いとのこと。
それなら思いきってここに行こう!と指示した。

(巨大ナイルパーチ捕獲作戦に手を上げてくる協力者)

「郷に入れば郷に従え」
という言葉があるけど、それは現地の人と馴染むためであって、流されちゃいけない。海外では、特に奥地では自分の意思をはっきり伝えた方が良い事が多い。
お金も時間も次の遠征で最後だろう。
そこはもう1つの島。どうか楽園の島であってくれ!

(さらに8時間以上かかるという島に向けてボートで移動)

5日間の日程で再度、巨大なナイルパーチを追う遠征。
水深がそれなりにあり、岩が点在しているいかにも潜んでそうな場所からトロール開始。
時々ルアーが岩に当たって根がかりが多発。
ボトムスレスレをしっかり攻められてるのがすぐに分かった。
ただただ信じてしばらく流すと、ボトム付近で食った!

(この1匹で移動したのが正解だったと確信。少しずつナイルパーチサイズに近づいてきた。この魚で頭の中はもう随分満足していたけど)

(貫禄の増したナイルパーチ。本当にカッコいい魚だ)

(立て続けにもう1匹。魚体から見るからに居着きタイプと思われる)

そして、最終日の夕マズメ。
持ち込んでいたルアーの中で1番大きくて1番深く潜るカウントダウンマグナム18を結んだ。

ポイントを変え、さらにディープを意識して攻めると、最後の最後にきた・・・!
重量感から今までより遥かにデカいのがすぐに分かった。
なかなか浮かない桁違いのパワー。
この時のロッドはMX7。
障害物周りだったため、無理やりでも寄せるしかない。
なんとか引き剥がし浮かせることに成功。
繰り返されるエラ洗いが強烈…。

そして、やっとの思いでランディング。
巨大なナイルパーチだ・・・


(150cmジャスト。"自分ルール"で149cmにした)

アフリカに来る前、自分を変えたいと思った。
そして憧れのナイルパーチと出逢えて「全部、これで良かった」確かにそう思えた。
初めてのアフリカで、前進できた(気がするし)デカさだけじゃない。この魚との出逢いによって怪魚は特別な存在になった。

これが僕にとって初めてのアフリカ。釣りも釣りじゃない部分も全部ひっくるめてたぶん1生忘れない。
最高の旅だった!!

(ナイルパーチで燃え尽き、トゥルカナ湖を後にした)

【今後の釣り旅】

当時の自分には怪魚しかなかった。
それはキッカケがあったからこそだと思う。

これからバックパッカースタイルで釣り旅してみたいって思う人はたくさんいると思うけど、"遠くから行く"ことをおすすめしたい。僕は遠くから行ってないけど、今までアジア、パプア、アマゾン、アフリカと旅してそう感じる。

釣りでもっともっと海外経験豊富な人は先輩方にたくさんいるし偉そうに言うつもりはないけど、コロナとは別の理由で行けなくなることがあるかも。行けるうちに(お金より時間と体力のあるうちに)行くべきだと思う。
本気で1匹の魚の感動を得たいなら。継続すると応援してくれる人は必ず現れると思うし、何よりも人生の糧になると思う。

自身の今後は、今までの旅的スタイルで釣りたい魚を求めるのは前提なんだけど、そこに自身の目標とテーマを併せ持って旅したいなと。
今はコロナで良い準備期間。
地元の釣りも大好きだけど、海外まで釣りに行くのが僕のスタイル。次の旅はこれまでとは違ったものにしようと思っている。

くだくだと書いてしまいましたが、今回はこの辺でw

さぁ、春はもうすぐそこまで。
まだまだ地元は冬だけど、3月はホタルイカシーズン。
地元富山の釣りに密着しよう!

(今年はホタパタに没頭する春にしたいなぁ)

次回の月刊キトキトハンター3月号は3月20日にUPします!来月からはアクセル入れてキトキト富山らしいブログにできたらなと!)